大絶賛! 「有松・山車まつり」

f0211837_18333539.jpg有松 は東海道五十三次の39番「池鯉鮒」、40番「鳴海」
「間の宿」。いまいちメジャーではありませんが、去年僕が「ひとり駅伝」と称し、日本橋から京都まで走ったなかで、とくに印象に残っているところです。

あの日は、地元・三島のラジオの電話レポート。初めて訪れたここがたいへん気に入り、時間的には芳しくなかったんですが、調整して生放送に臨んだのでした。

その17・ 岡崎~知立~鳴海~宮 「三河から尾張へ」

有松の魅力は、当たり前のように残された古い家並みに加え、雅で豪華な3台の山車。「山車会館」に常時1台が展示されていますが、3台が一堂に揃うのは年にたった一日、10月の第一日曜・「秋の大祭」の時だけです。
去年、山車会館で見せていただいたビデオに感激し、なんとしてもこの目で見たい、と心待ちにしていたのです。

f0211837_1850138.jpg

名鉄・有松駅に降り立ったのは11時半。山車は旧街道を練っている時でした。

有松の山車は、すべて カラクり。うち2台は、字を書くカラクリです。

まずやって来たのは、「布袋車」
古い家並みと青空が背景。
胸が高鳴ります。

f0211837_1933064.jpg



    いったん止まった山車の最上段、
    人形が台座とともに立ち上がります。
 
    下から墨ツボが伸びてきました。

    手に持った筆を、その墨ツボに浸し、
    そして・・・・




    墨痕あざやかな「東」の文字!

f0211837_19125311.jpg

写真では左に隠れている人形が、カラカラと舞台を廻し、
最前の人形は激しく采配(?)を振り、全身で歓びを表します。

ユーモラス、見方によっては不気味。巧妙・絶妙な技に、ただただ唖然。

この日、写真の布袋車は「東」「寿」「宝」、もう1台の「唐子車」は「絞」「夢」を、見事あっぱれに書き上げました。


f0211837_1928374.jpg

もう一つの見どころは、方向転換です。


若い男衆が、年長者の指揮のもと気合一発!
山車を転換させるとヤンヤヤンヤの大歓声!



f0211837_19323050.jpg











f0211837_1935828.jpg







若衆が腰に下げているのは縁起物の手ぬぐいです。



そして12時15分、有松3台の山車が揃いぶみ。
「布袋車」「唐子車」「神功皇后車」。 
年にたった一日、豪華絢爛な眺めです。

f0211837_19425940.jpg


有松には、ぜひお会いしたい方がおりました。山車会館のガイド・加藤さん。
ほぼ1年前、何気なく入館した時の名解説。街への深い愛情が伝わる語り口に、ほとほと感心したのでした。

f0211837_20203283.jpg「あらー、ほんとに来てくれたんだ! ええ覚えてますよー」
たった一度伺っただけの観光客としては、嬉しさ満開!
「時間あるんでしょ?」
山車のよく見える喫茶店に誘っていただき、アイスコーヒーをごちそうになりました。

僕が三島の観光PR大使になったと言ったら、ことのほか喜んでくれ、
「あ、そうだ!」
わざわざ山車会館の館長さんや、街づくりの代表の方と引き合わせてくれました。f0211837_20193272.jpg



祭りは、昼と夜の2部制。夜は山車を提灯で飾り、また別の趣きだそうです。
ちょっと無理すればそちらも見学できたんですが・・・やめました。夜の方は来年にとっておくことにしました。それが、また来る理由になるし。

「街は人」---。あらためて気づかされた一日でした。


         みなさん有松へ、ぜひ一度!
         三島のPR大使が、有松のPRでございます!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ひとり駅伝」ブログのオマケ
d0242207_21202440.jpg

中央の白い建物が「山車会館」です。

なお、開館は土日祝日のみですので、ご注意を。
[PR]
# by toukai53 | 2012-10-09 21:34 | 街道よもやま話

日光街道・最終日 「ようやく到着です!」

f0211837_1316273.jpg日光を目指した今回の「ひとり駅伝」。思うように旅立てず、時間がかかってしまいましたが、ようやく本日(9/22) 最終日となりました。

前回の続き、徳次郎宿から走り始めます。今日は、ずっと上り・・・。

楽しみは、もちろん 杉並木。
まず現れたのは桜の並木でやや意外でしたが、大沢宿  の手前から、それはそれは見事な杉並木が出現。途中、途切れる場所はあるにしても、ずっと日光まで続いています。
会津西街道・壬生道と合わせ、全長37㎞。これはギネス認定だそうです。
メイン車道と分かれている所も多く(並行)、地元の方にはうってつけの散歩道のようです。
f0211837_13514158.jpg
    杉の足元に、この花をよく見かけました。
    うつむきかげんの咲き方。
    なんて名前なのかな?



f0211837_1353578.jpg

今市宿 の杉並木公園
世界の水車が設置されている快適な公園。
でも、何で 「水車」 なんだろう?
・・・・・その疑問は、のちほど解けます。


f0211837_1412193.jpg馬頭観音群で、お掃除をしている方がいらっしゃいました。
今市の塩田さん、68歳。ほぼ毎日、約5㎞のウォーキング。必ずこの場所に立ち寄り、手を合わせるそうです。
「今日も健康でいられてありがとう、なんてお話しをするのよ。お掃除はそのお礼」

ぜひ三島へも歩きに来てください、とお伝えして分かれました。

f0211837_1411013.jpg
「日光観光情報センター」

「日光観光協会インタープリタークラブ・自然解説ガイド」の染谷さんに、貴重なお話を伺いました。
日光についての話のほか、ついさっき寄った公園の水車の疑問。


f0211837_14292079.jpg「水車そのものは日本中にあったわけですが、このあたりは二宮尊徳ゆかりの地です。古くから、水路・用水など、水利が発達していたのですね」
「水車で日光の杉を砕き、それでお線香をつくっていました」

染谷さんは先ごろ、NHKにも出演されたとのこと。
可愛いお孫さんとツーショットで。
「これから孫とルートの下見です」

f0211837_15131430.jpg
日光街道最後の宿の名前は、「日光」ではありません。
鉢石宿(はついし)

      名前の由来となった石がこれ。
      鉢石の名前は、町名で残っています。


f0211837_15265323.jpgさあ、ゴールです!
世界遺産「日光の社寺」の目前、大谷川にかかる神橋

今回は走りそのものより、時間をつくる方が大変な旅でございました。
とにかく、ホッ。


f0211837_15435880.jpg


シャッターをお願いした 「横浜3人娘」さん。
レンタルの着物で、一日日光を楽しむそうです。
大勢の観光客の中でも目立ってました。




いわずと知れた 日光 東照宮・陽明門。
以前バスで来たことはありましたが・・・旧街道を走り抜いて眺めると、印象はまったく違いました。

f0211837_15332285.jpg




右側に先ほどの「3人娘」の後姿が・・。
偶然です! 
僕はストーカーじゃありませぬ。


f0211837_15461477.jpg
完走のごほうびは、名物・ゆばの冷そば ¥1,050

ぶっちゃけ僕には、ゆばの美味しさがよく分かりません・・・・。

f0211837_1551412.jpg

駅前(東武)で買った「あげゆばまんじゅう」は、香ばしく揚げた皮と中のアンコ、一振りした粗塩がベストマッチで、大変美味しゅうございました。
¥200

f0211837_15543218.jpg
駅前で観光アンケートを行なっていた 「永遠の18歳!」さん。
女性に声をかけられたのが嬉しくてお答えしたところ、あれま!「日光杉の割箸」をいただきました。
〇〇くん、キミへのお土産は、実はこれです。




日光街道(日光道中) 二十一次・約147㎞。
街道沿いに残る古い面影は、ポツリポツリ。でもゴールにでーんと待ち受ける日光社寺の存在感は圧倒的で、それを目指して進む道中は、なかなかの高揚感がありました。このルート、やはり日本橋→日光が正解だと実感。たとえ、ずっと上りでも・・・・。


本日の走行距離/約25㎞

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ひとり駅伝」ブログのオマケ

d0242207_17111110.jpg

杉並木には、ユニークな木もたくさんありました。

これは今市手前の「桜杉」。杉の途中から、桜が出ています。



d0242207_17144592.jpg



      JR日光駅です。

      レトロな姿がたまりません。

d0242207_1716133.jpg

その駅の真正面、「日光ステーションホテル・クラシック」は日帰り入浴OK。やや小ぶりな内湯が2つですけど、天然温泉。一汗流すのに最適です。¥600
[PR]
# by toukai53 | 2012-09-23 16:42 | 日光街道

偵察? 甲州街道・「台ケ原宿」

d0242207_16511229.jpgなかなか進まなかった日光街道も、とにかくあと一日の地点。
次はそのまま奥州道を行き、その次に考えているのが甲州街道
2012,9/2 たまたま南アルプス方面に行く用事があったもので、帰路 「台ケ原宿」 に寄ってみました。


山梨県北杜市白州町。国道20号線を一つ入ったところに、旧の宿場がありました。
d0242207_16305693.jpg
右は、老舗和菓子店の
金精軒

信玄餅の元祖として有名です。








d0242207_1636261.jpg
こちらも歴史の重み十分な
造り酒屋 「七賢」。


時間を決めて、案内などもしてくれるようです。

このあたりはやはり水が良いんですね。ワインやウィスキー、日本酒の工場が多くあります。
同じ白州町にあのサントリーの工場があり、ここに来る直前、ガイドツアーに参加してきたばかりです。
(それについては、「昭和的日々」ブログに詳しく書きましたので、ぜひご覧ください。お宝ショットあり!
d0242207_16495624.jpg


無料(タダ)を讃える・その4 「サントリー白州工場」







d0242207_16563394.jpg

山梨と長野の県境あたり。
そばの花(?)

猛烈な残暑が続いていますが、高原にはコスモスが咲き始め、秋は確実に近づいているんだなあ、と。
[PR]
# by toukai53 | 2012-09-02 16:53 | 街道よもやま話

日光街道・4日目 「石橋宿~宇都宮宿~徳次郎宿」

f0211837_13574617.jpg今年の夏は、目一杯たてこんでいて、なかなか街道に向えません。忙しいってことは悪いことではないのですが、あんまり間があくとプッツンしそうで・・・。
8月13、ようやく前回走り終えた石橋宿へ。
心配した雨は大丈夫。しかし気温はかなり上がるとのこと。水分補給を面倒くさがらずにやることを復唱して、スタート。

国道4号線沿い。見どころはまったくありません。
雀宮宿 を過ぎたあたりで、ママチャリに乗った迷彩色がポツポツ。陸自・北宇都宮駐屯地があり、隊員さんが出勤(?)なのですね。のどかなんだか、危険なんだか、微妙な風景。ともあれ、いつまでも彼らがママチャリに乗っていられる平和な国であることを!

たんたんと進んで約13㎞、宇都宮市街への分岐です。R4は、ずーっと昔、サイクリングで走った道。日本橋からほとんど何も覚えていないのですが、ここだけはかすかな記憶がありました。

宇都宮は北関東一の都会。駅もJR・東武、2つあり、それが2㎞ほど離れているくらい大きな街です。
いま宇都宮といえば餃子。 餃子ファンの僕は垂涎ですが、それは帰りのお楽しみ。奥州道への追分をクランクして、日光方面へ進みます。

f0211837_14223544.jpg

今日のルートでは古い建物は皆無でした。
なのに大都会・宇都宮のビルの谷間に突然出現。
旧街道は気を抜けません!




実は昨夜、凡ミスに気づきました。宇都宮から日光へは電車が通っているので、旧街道もその沿線だと思い込んでいたのです。きのう夕飯のあとあらためて地図を確認したところ、かなり離れているではありませんか! てことは今日の帰りはバス (路銀の関係で、タクシーは論外)。でも夏休み、バスは走ってくれてるか・・・。僕のイナカでは、休校中は運休の路線もけっこうあるのです。

バス停で時間を確認。ホッ! けっこう走ってる!

f0211837_14553829.jpg
かすかにのぼっている道を、たんたんと進みます。
途中、桜並木と杉並木。その下は、思った以上の涼感。アタマに、「エコ」の文字が浮かびました。(ま、頼まれもしないのに大汗かいて、エネルギーを無駄に放出しまくってる僕のセリフではありませんけど)


高谷林一里塚。
珍しく道の両側に、昔のままの姿で残っていました。



f0211837_15121320.jpg徳次郎宿 に入ります。
バスの状況や次回のプラン、本日の予定などを考え、今日はここまで。

空を見れば、妖しい雲ゆき。栃木は雷が名物だと、出身の友人が言ってました。でも名物なら、餃子の方を・・・。コンビニのトイレであわてて着替え、宇都宮行きのバスへ飛び乗りました。     徳次郎城跡。
                         小さな祠のほかは、何もないようでした。

本日の走行距離/約25㎞

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

f0211837_15395826.jpgさあ、餃子です!  
でも宇都宮が「餃子の街」って言われだしたのは、いつからでしょう?
宇都宮は3回目ですが、最初に来た1992年、名物は干ぴょうと言われ、お土産に干ぴょうはなあ・・と思ったことを覚えています。
2回目は餃子が話題になった頃。僕は行列には並ばない主義ですけれど、行列で超有名なお店にたまたま誰もいなかったので入りました。美味。でもそれ以上に驚いたのは、値段の安さです。聞けば宇都宮の平均は、僕の住む所よりだいぶ安く、餃子ファンの僕はうらやましく思ったものです。


           駅前に立つ「餃子の像」

f0211837_1545977.jpg今回は手っ取り早く、駅前のお店へ。軽い驚きの連続でした。
まずクーラーがないこと。
出てきた餃子が、ちんまり小判型だったこと。
でも一番驚いたのは、一皿420円と、宇都宮にしてはかなり高かったこと。
普通に美味しく、お店の感じも良かったけれど、もう1回入るかと言われると・・・・。

                                               

さすが餃子の街。1階と2階、それぞれ別の餃子屋さんでした。
僕が入ったのは1階、「餃天堂・もちっと餃子」

f0211837_1548115.jpg

店名の通り、皮がもちもち。

店員さんが、マヨネーズをすすめましたが、これはNG。マヨネーズを付けたら、マヨネーズの味になってしまいました。偉大なり、マヨネーズ!
[PR]
# by toukai53 | 2012-08-19 17:15 | 日光街道

日光街道・3日目 「古河宿~石橋宿」

d0242207_7524660.jpgひと月ぶり、ようやく旅立てたと思ったら、上野駅でいきなりアクシデント。宇都宮線(東北線)が、事故のため不通!
生まれて初めて、振替乗車票なるものをもらいました。目的地の関係で意味はなかったんですけど、「くれる」ものは、「もらう」性格なので・・。

結局、1時間の遅れで運転再開。
d0242207_805156.jpg

前回の続き、古河宿から。

古河の旧街道には、古い建物がポツリポツリ、かろうじて残っていました。

昭和テイストの赤いポストも、嬉しい現役。


d0242207_843973.jpg


ほぼ国道4号線沿いを行きます。

あまり見どころのはありませんが、時折こんなのどかな風景も・・。



小山市街の少し前、道の反対側に、なんとも歴史の風格を感じさせる酒蔵を発見。車量の多い国道を強引に渡り、訪ねてみました。
d0242207_8565669.jpg
d0242207_9195221.jpg
西堀酒造さん。
創業は、明治5年!この煙突と、入り口の長屋門は、国の登録有形文化財だそうです。
歴史だけでなく、「酒」の実力も超一級。平成20年には、南部杜氏280蔵の中で第1位を獲得!今年も第5位と、最高の品質を誇っています。

現在、酒づくりをされているのは、継枝杜氏。現役最高齢の杜氏で、その歴50年以上だって!


d0242207_9214896.jpg

かつての米蔵が、アンテナショップになっていました。
中には、賞状やトロフィーもいっぱい。

店員の夏目さん。「静岡から? なら、家康大返しの『小山評定跡地』にはぜひ寄ってくださいね」

不明をさらしますけど、僕は「小山評定」というものを、今の今まで知りませんでした・・。d0242207_9274960.jpg

長屋門の前に立つ、営業主任の小池さん。
夏場は主に営業。冬は酒造りに奮闘しているそうです。
「継枝杜氏の熟練の技を、なんとか会得したいと・・」

仕事中にも関わらず、たいへん親切・ていねいに説明していただきました。
帰りには、思わぬお土産まで!


d0242207_15171723.jpg小山評定の跡地です。小山市役所の敷地内にありました。

にわか勉強の「小山評定」
関ヶ原合戦の前、家康をはじめ、山内一豊、福島正則らの諸将は、上杉討伐に向っていました。そこに入った知らせが、「石田三成」の挙兵。家康は急きょ諸将を集め軍議。諸将は家康支持で固まり、反転西上して三成討伐に向った・・・。その軍議を開いた場所がここなのですね。
d0242207_15324897.jpgここで話がまとまらなければ、日本の歴史はずいぶん違っていたかもしれません。


           休日にも関わらず、笑顔で
           応対してくれた役所のKさん。


城跡は、緑の美しい公園になっていました。
そこから見る、思川の眺め。
このお城の名前は、祇園城。 思川といい、なんとも風雅な名前です。
d0242207_15391556.jpg

d0242207_15532336.jpg

石橋宿まであと少しの地点で、巨大な観音像発見!

これがなんと丸大食品!

なんで?




d0242207_1556507.jpg


     ほんのわずか進んだ所の石仏群。
     国道を背にして立っています。
     スネているわけじゃありません。
     正面側が、本来の道筋なんだって。

d0242207_1614956.jpg

本日のゴール、JR石橋駅。

なんともメルヘンチックな駅です。
ドイツ、グリム物語の町と姉妹都市なんだそうです。




本日の走行距離/約32㎞

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

d0242207_16104452.jpgウチに帰って、さっそく西堀酒造さんで頂いたお土産を。
自慢の逸品、特別純米酒の 「門外不出」。
マジに 旨い!

芳醇まろやかなのに、あと味スッキリ。
小池さん、夏目さんの優しい笑顔が浮かびました。
感謝!
[PR]
# by toukai53 | 2012-06-24 08:10 | 日光街道