その4・箱根湯本~三島 「天下の険で待っていたのは」

f0211837_946363.jpg五十三次・分割の膝栗毛。今日は序盤のポイント、
箱根越えです。

梅雨の晴れ間の6月4日、朝7時。
箱根湯本は、清流・早川にかかる「三枚橋」を渡り、いざ出発です。

f0211837_952552.jpg旅館やホテルが続く旧国道1号線(県道732)を、あがっていきます。思ったより勾配がきつく、息もあがっていきます。

早雲寺、正眼寺を過ぎた所に、「仲むつまじい」とガイドブックにあった、男女双体の道祖神。少々ひがみつつ、手を合わせました(道祖神に嫉妬して、どーすんの)。


f0211837_10153393.jpg旅館街がおおむね終わったあたりで、お待ちかねの旧東海道へ。
川を渡るのに、こんな“難所”もありました。

このあたりは「女転ばし坂」。
どなたか、僕に転んでくださる女性はいらっしゃいませんか!?


f0211837_150470.jpg
これが箱根の石畳。神奈川県側の「東坂」、静岡県側の「西坂」ともに、何ヶ所か残されています。
ここは「割石坂」。復元整備されたものではなく、正真正銘、江戸期のものだそうです。
風情十分ですが、ツルツル滑って、走るのには不向き。ま、こんなとこを走る方が悪いんですけどね。


f0211837_155171.jpg

車道は、「七曲り」のヘアピンカーブ。ヘアピン使用不可能の僕は、それを横に見つつ、旧街道をほぼ直登。石段や手すりが整備されていて、一気に高度がかせげます。

f0211837_1595195.jpg

どのガイドブックにも載っていませんでしたが、小澤征爾さんの石碑がありました。見晴らし茶屋。
「貴方は今、歌ってますか?」
ええ、歌ってます。ヒンシュクをかうくらい。

f0211837_1550889.jpg
コースのほぼ最高地点からのぞむ
駒ケ岳と二子山。
緑! 緑! 緑!

ここからは下り。芦ノ湖まで、あと一歩。


時計を見忘れましたが、9時前後に芦ノ湖到着。約2時間で、東坂クリアです。


その芦ノ湖で、僕のことを待っていてくれた方がおります。
「私説・三島音頭」を共作した志むら遊酔師匠です。

f0211837_177641.jpg
f0211837_172159.jpg

さすがに偶然、ではありません。前日に電話をしています。でもその内容は、師匠のお宅は箱根を下りきった所なので、「もしも暇だったら、ちょこっと沿道に出て私設エイドステーションを」、という謙虚なのか厚かましいのか微妙なお願い。
なのに、僕が「箱根越え」と言った瞬間、「芦ノ湖まで行く」。さらに、「そのあと、クルマで先回りして、写真を撮るから」。
有難さ98%。残りの2%は、「やべえな、これでサボれなくなった」。
f0211837_17151643.jpg

湖畔の杉並木を、颯爽と(?)走る僕。


             芦ノ湖。富士山がクッキリ。
(志むら遊酔・撮影)
f0211837_17203642.jpg










f0211837_17264117.jpg


箱根峠(海抜846m)付近。撮られていることに、まったく気づきませんでした。ヨカッタ、歩いてなくて。
(志むら師・撮影)


f0211837_17395827.jpg

             峠から少し下った旧街道の「笹のトンネル」。
             ガイドにはなかったけど、すごく幻想的。
             でも、江戸時代というより、近未来SF?

f0211837_1814196.jpg
大酒飲みだったという雲助徳利のユニークなお墓。

f0211837_18564328.jpg
       かつて伝馬が通った旧街道を
       いまはクール宅急便が走ります。
        山中城跡付近。
          (志むら師・撮影)




f0211837_18572571.jpgほぼ下り終えた所にある「錦田の一里塚」。三島宿まで、あとわずか。

しかしここからが、けっこうこたえました。
マラソン用語なら、「足が止まる」。
自転車乗りの符丁では「足が売り切れ」
箱根駅伝の復路、坂を下り切った所で急ブレーキを起こした選手の気持ちが、ちょっと分かりました。



f0211837_18581798.jpg
        どうにかこうにか三島大社到着。
        石畳にやられて、足はヘロヘロ。
              (志むら師・撮影)



f0211837_191391.jpg
師匠、こんな横断幕まで作って。
僕の手には、
なぜか「私説・三島音頭」のCDが・・・(苦苦苦笑)。

f0211837_1820514.jpg

クルマなら数え切れないほど走った箱根。でも自分の足で越えてみると、印象はだいぶ異なりました。まして旧街道。箱根のふところにドーンと入り、クルマでは分からなかった表情を垣間見ることができました。
江戸時代とは、様々なものが変わりました。でも山の高さや坂のキツさは同じはず。それを乗り越えて出会う芦ノ湖。旅人の笑顔が目に浮かぶようです。
厳しい関所を通過し、西坂に入れば富士の雄姿と、(今日は霞んでいましたが)雄大な駿河湾の眺め。三島宿への道は、苦しさの中にも歓びがあったに違いありません。
ようやくたどり着いた三島。その美しく豊かな湧き水は、旅人のノドだけではなく、きっと
心まで潤おしたことでしょう。この季節、舞うホタルに心を奪われた旅人もいたかもしれませんね。
ふだん見慣れた街並みも、今日ばかりは遥か江戸に思いを馳せ、いつもと違う趣きや感慨がありました。

f0211837_1915757.jpg
三島大社では、ちょうど結婚式。
幸せそうなお二人。
オレンジ色のTシャツも、別の意味で「シアワセな人」。
(志むら師・撮影)



「箱根八里」といいますが、湯本からのスタートなので、本日の走行距離/約27㎞
[PR]
# by toukai53 | 2011-06-10 15:13 | 旧東海道

その3・二宮~箱根湯本 「マラソン? 温泉?」

お江戸・日本橋から京都・三条大橋まで、1年くらいかけてボチボチ走る、分割の膝栗毛。今日は3日目です。
前夜は「中野のぶるちゃん」で飲んで、中野のカプセルホテル泊。「ぶるちゃん」で飲み過ぎ、というより食い過ぎたので、朝ご飯は東海道線の中でサンドイッチ一つ。

本日のスタートは、JR二宮駅。思えば前回は、ずっと不義理にしていた大学ん時の仲間が、わざわざ見送りにきてくれたのでした。おまけにゴールのこの二宮では、美しき人妻と再会。まさに盆と正月、ついでにクリスマスまでやってきたような夢の一日でした。今日は・・・誰もいない。駅前の八百屋さんも開いていない。本屋さんも開いていない。時間待ちのバスの運ちゃんが、暇そうにタバコをふかしているだけ・・・。菅さん、じゃなかった閑散。
ま、ともあれ出発しましょう。5月21日、午前8時30分。

f0211837_18171730.jpg快晴。真夏のような日差し。
でも空気が乾いているせいか、とても爽快。体も軽い。
国道1号線を進んで行きます。


2キロほど行った所に一里塚跡。
「江戸から18里」・・・てことは、72キロか。
f0211837_1825013.jpg



     一里塚跡から国道1号線をはずれ、ほんの少し走ったところで、道祖神発見。



ふたたび国道に合流し、ゆるく小さなアップダウンの連続を進んで行きます。
左手に時おり、海。午前の日差しに、輝いています。相模湾。たとえバイパスや民家の屋根越しであっても、やっぱり海は良いものです!

f0211837_1933784.jpg爽やかな風と、鮮やかな緑。気分は良いのですが、少々残念なのは、旧東海道の面影がほとんどないこと。観光地によくある「いかにも」って感じの「古い街並み」は、映画のロケセットみたいで気恥ずかしいけれど、せめて案内板とか、もうちょっと整備してくれないかなあっていうのが率直な気持ち。きわめて貴重な遺産だと思うのですが。

       かすかに往時をしのばせてくれたのが、この短い松並木。



f0211837_1935759.jpg

酒匂川を渡ります。

近くの学校から、運動会の練習をしてるらしき拡声器の声とブラバンの音。映画「砂の器」をふと思い浮かべました。


川を渡れば、小田原宿。静岡県東部で暮らす僕たちには、他県とはいっても馴染みの場所です。
その小田原のシンボルといえば、小田原城。
f0211837_19424648.jpg

復元ものですが、街にしっかり溶け込んでいる様子で、僕はとても好きです。小田原は、宿場町であると同時に、城下町でもあるんですね。

時代を感じさせる建物もポツポツ残っていて、とつぜん目に飛び込んできたりします。
左は、薬屋さん。現役です。1号線沿いなので、クルマの運転中に見た記憶もあります。
右は、宿場を抜けてすぐの箱根の登り口。国道から一つ入った旧街道なので、通常のドライブでは見られないはず。消えかかった看板の文字から推測すると、昔は醤油工場だったみたい。

f0211837_19572978.jpg
f0211837_1954473.jpg



途中、歩道が途切れて「ありゃ?」なんてとこもありましたが、川沿いの国道を順調に進んで行きます。このあたりは「箱根」といっても勾配はゆるやかです。
五月、快晴の土曜日の昼。箱根湯本駅前は、これから箱根に向う観光客でいっぱいでした。

f0211837_20212173.jpg
ぴったり、11時。予定より30分遅れの到着。走行距離約17㎞。
これだけしか走ってないし、まだ昼前なのですが、さすがに今から箱根越え、というわけにはいきません。
今日は、ここでオシマイ。

さ、あとは温泉です。
f0211837_2202466.jpg湯本の数ある温泉の中から選んだのは、名前がユニークで、ずっと気になっていた「かっぱ天国」。さして広くない半露天が一つあるだけのシンプルな温泉でしたが、駅のすぐ裏だし、値段も750円だし、ランニングの汗を流すのにはちょうどいい感じ。

f0211837_221288.jpg

お客は僕一人。手足を伸ばし、ぼーっとしてると、しみじみ、のんびりした気持ちになります。今日は、走りに来たんだか、温泉入りに来たんだか、よくわからなくなってしまいました。



湯本駅前はどこも混んでいるので、お昼は小田原で食べることにしました。
で、近郊に住む知り合いのMさんに、おすすめの店を教えてもらおうと電話。
和食。魚系がいいな。もちろん安く。舌はこえてないから、味は普通なら可。
「キャプテンに、ぴったりの店があります」
「そこ教えて。なんて名前?」
Mさんは、ひとつ間をおいてから、高らかに言い放ちました。
「ハゲ天」。
電話の向こうで笑いを噛み殺すMさんの顔が、はっきりと見えました。
[PR]
# by toukai53 | 2011-06-06 15:05 | 旧東海道

その2・戸塚~二宮 「あ~あ、わが青春」

東海道五十三次・計492キロを、1年くらいかけ分割で走破しよう、という個人もちだし企画。今日は2日目です。
f0211837_18305988.jpg
そのスタート地点・JR戸塚駅に、ご覧ください、この面々。なつかしい仲間が応援(ひやかし?)に、集まってくれたのです。うれしいなあ。
僕は「友だちがいない」とよくいわれますが、違います。友だちはいるんです。ただ、少ないだけ!

会うのは、15年ぶりくらいかな。みんな、大学ん時のサークル仲間です。
エッ? 何のサークルかって? (聞きたくない人も聞いてくださいね)

   「鎌倉研究会」
   通称
カマけん!
f0211837_18315650.jpg

後輩のK君は、こんな小道具まで用意。
このサプライズの主犯の彼は、戸塚在住。僕のブログを見て、みんなに声をかけてくれたのでした。
かつて人並みはずれたパワーを誇った元ラガーマンも、いまや、メタボで温和なオヤジさん。

f0211837_18421533.jpg
「このタスキを、京都・三条大橋までつないでください!」と言われたのですけれど・・・。考えてみたらタスキって、何人かでつなぐものですよねえ? だいたい母校は、プラウドブルーだし。
しかしながら、長く不義理にしていたこの身には、本日のことは誠にもって有難き幸せ。かくなるうえはこのタスキ、なんとしても京に届けようぞ、と江戸の隠密になった気分で、一人リキむのでした。(でもハチマキはかんべんして。さすがにこれは恥ずかしい!)


・・・・名残り惜しゅうござるが、拙者そろそろ出発せねば。


旧東海道は、国道1号線を行ったり、はずれたり。箱根駅伝のコースってのは、どこなんだろ? 下調べをちゃんとしとけば良かったかな、なんて後悔もしつつ、順調に進んでいきます。

快晴、微風。「風薫る五月」には2日早いけど、澄んだ青い空と、普通のお宅の庭先に咲く色とりどりの花。もうそれだけで充分に幸せなことだなあ、なんて思ってしまいます。この春は特に。
f0211837_19472823.jpg

遊行寺の本堂。「遊行寺」は、箱根駅伝で耳にしますね。花や大イチョウがとても美しく、観光客もけっこう来ていました。


f0211837_19502164.jpg

茅ヶ崎から平塚へ、相模川を渡ります。
写真奥が湘南の海。



「湘南」」といえば、僕ら世代には「サザン・オールスターズ」。本日見送ってくれた仲間たちと毎日遊んでいた頃に登場し、ぐいぐい昇っていったんです。「いとしのエリー」」の大ヒットは、まさにあの時。
学生でにぎやかなあの店の片すみで聴いていたのは、「ボブ・ディラン」ではなく、「いとしのエリー」だったのです。

f0211837_19581257.jpg
大磯に入ったところで、茅ぶき屋根発見。案内板の類は何もなかったので、普通の人が普通に暮らしていると推測。国道1号線ぞいに、ねえ・・・。

大磯といえば、「大磯ロングビーチ」。大磯ロングビーチといえば、「芸能人水泳大会」。芸能人水泳大会といえば、「オッパイ・ポロリ」。
f0211837_14102079.jpgかなり昔ですが、ある芸能プロから、そのオッパイポロリをやった女の子とユニットを組む、という話が舞い込んだことがあります。2・3回練習しましたが、結局実現はしませんでした。原因は、僕の目つきのイヤラシさ?

新緑の山を背景に、気持ち良さそうに泳ぐ鯉のぼり。



ゴール予定地は、二宮。今日はこの二宮でも、なつかしい人に会うことになっています。
それも、美しき人妻!
待ち合わせは、JR二宮駅。さあラストスパートに、と思った瞬間、前から来たクルマがパッシング。
彼女でした。運転中に、僕を発見してくれたのです。
お会いするのは10数年ぶり。「よく分かりましたねえ」といったところ、僕のアタマに目をやりつつ
「ええ、光ってました」
だってサ。
f0211837_20172675.jpg
喫茶店もナンだし、高台の公園へ。
彼女の美しいお顔をご紹介したかったのですが、「何卒ご容赦のほどを」ということで断念。そのかわり(?)、美しい御み足をパチリ。

知り合ったのは、20年ほど前。人生のリセットとなった北海道1周自転車旅行の時です。知床の羅臼。彼女は自転車初心者の女子大生。どしゃ降りの知床峠を、2人でひたすら自転車を押して越えたっけ。31才の僕の、遅~い青春の1ページです。

彼女には独身時代も、ご結婚されてからも、本当によく驚かされました。
f0211837_2059836.jpgたとえば仕事。偏差値のとても高い理数系の大学を出て、日本を代表する光学機器メーカーに研究員として長く勤務。ところが数年前、突然離職。で、いま何をされてるかというと、なんと庭師。植木や造園の職人さんですね。日本の科学技術の最先端から,「地下足袋と軽トラの毎日」。さっき僕を見つけてくれた時も、その使い込んだ軽トラでした。
そのほかでも、彼女の思い切りの良い行動は、いじいじ・うじうじを基本とする僕には、僕の頭皮以上に眩しく輝いて映るのです。

彼女から頂いたお土産。
「しらすせんべい」「ピーナッツサブレ」「原木しいたけ」



f0211837_20433677.jpg


          ひたすら青くひろがる湘南の海。
これが、青春だァ!!
思わず、オジサンは叫んだのでありました。
セキこみつつ。


このあと、オジサンは石につまづいて見事にコケました(真実)。
しかしさすが格闘技の有段者。カンペキな回転受身を披露し、前にいた婆さん2人組は目を丸くしていました(これも真実です)。


本日の走行距離/約30km
[PR]
# by toukai53 | 2011-06-04 14:55 | 旧東海道

その1・日本橋~戸塚 「東海道五十三次ひとりマラソン」

f0211837_20161327.jpg
マラソン始めて25年。トライアスロン・ウルトラマラソンに夢中になった時期もありましたが、ここ10年は、フルマラソンを年に1回、というパターンで続けています。

今年は3/27、千葉・佐倉マラソンに出場するはずでした。ところが、この大地震でレースは中止。
そこで、前々から漠然とイメージしていたことを、思い切って実行することにしました。


  「東海道五十三次・
        ひとりマラソン」


東京・日本橋から、京都・三条大橋まで、旧東海道を走ってみよう、ってわけ。いえいえ、一気にではありません。そんな時間の余裕も走力もありません。10何回かに分け、1年くらいかけてボチボチ・トコトコと。

f0211837_2017749.jpg善は急げ、思い立ったが吉日。
3月26日・午前7時50分、前夜「中野のぶるちゃん」で飲み過ぎた体を引きずって、出発の地・花のお江戸は東京の、日本橋に立ったのであります。
いざ、総距離492キロの分割膝栗毛へ!


f0211837_20444096.jpg
「日本国道路元標」
いにしえから、国内諸街道の起点。日本の道路の中心ってわけですね。写真を撮るのは、けっこう大変。なにせクルマがビュンビュン走る日本橋の、まさしくド真ん中に埋め込まれているのですよ!


銀座、新橋・・・東京タワーを右に見つつ、現在の第一京浜、国道15号線を基本に進みます。

f0211837_2121213.jpg
「高輪大木戸跡」
江戸中期。南の入り口だったそうです。



f0211837_2213751.jpg
品川宿。屋形船と高層ビルの図。
北品川商店街は、昔の街道の面影が残っています。観光案内板やトイレなどもあり、散策のアナ場かも。
ちなみにこのあたりは、「ゴジラ」が日本初上陸した所なんだそうです。




f0211837_22102023.jpg多摩川。昔は渡し船で、今は新六郷橋で渡ります。
橋がかかり、ビルが乱立しても、この川の眺めは当時と同じはず。幕末の志士・高杉晋作ファンの僕としては、「高杉もこの眺めを・・・」と思っただけで、胸がいっぱい・・・・ですが、ハラは減ったので、渡ってすぐのコンビニで肉まんとあんまん。


旧東海道は、きわめて重要な日本の「遺産」だと思うのですが、あまり大切にされていない、という感じですね。新六郷橋から川崎宿への旧道はすぐ分かったのですが、鶴見からは???。神奈川宿からの旧道は完全に見失い、仕方なく国道を進んでたら、あれ?横浜SOGOデパートに入っちゃった!

f0211837_611543.jpg
保土ヶ谷で旧東海道と再会です。箱根駅伝で有名な権太坂ですが、旧道は住宅地をいきます。そのせいか駅伝コースより、たぶん急勾配。マジにキツかったです。歩こうか、と思ったところに、部活帰りの高校生。軽~く、走ってるふりは、オジサンの意地!



f0211837_6211725.jpg権太坂の次は、一里塚が残る「品濃坂」。
その地名を見て、あれ?
もしかして、大学ん時の後輩が住んでるとこ? 年に1回、年賀状で書いてるはず・・・。
5分ほど立ち止まってキョロキョロしましたが、会えるはずありませんね。(その後輩は、人並み以上にパワフルで、たくましい元ラガーマン。女性の後輩だったら、30分は待ったと思います)


f0211837_19544187.jpg国道沿いでは、江戸の面影を感じることは皆無ですが、旧道に入るとごくまれに往時を偲ばせるものに出会うことがあります。戸塚宿江戸方見附跡近くで発見した旧家。
観光地によくある「いかにも」って感じで整備された「古い街並み」は、テーマパークや映画のロケセットに見えて、好みではありません。人の営みが綿々と続いた「現役の」古い街並みが好きです。


さあ、本日のゴール、戸塚宿です。日本橋からちょうど42キロ、フルマラソン1本ぶんですね。

f0211837_20171194.jpg

駅まで5分ほどの所で、ふと目にとまった街道の案内所。帰りの電車のヒマつぶしにパンフレットでも、と立ち寄ったのですが、これが大大大正解!そこの方が、めちゃ親切で、お茶は出るわ、煎餅は出るわ。五十三次の貴重な話もたくさん聞かせていただきました(もちろん僕も、三島宿・沼津宿の「勝手に観光大使」」として地元をPR)。
1時間近く大いに盛り上がり、帰りには広重の額絵のお土産まで。もう感謝感謝感謝です。いつの日か、一緒に「宿場おこし」のイベントが出来たら!心からそう思いつつ、東海道線に乗り込みました。

旧東海道戸塚宿まちづくり拠点運営委員会
事務局長の
奥田明夫さん(右)f0211837_20353983.jpg
常連の
加川次郎さん(左)


          いただいた歌川広重・東海道五十三次の額絵
[PR]
# by toukai53 | 2011-06-02 01:21 | 旧東海道